元気のないピエロ

2020年6月14日

子供たちとの時間や家事を済ませ、一段落している午後、
ピエロの違和感に気づきました。


午前中から同じ場所で、ずっと寝ていて、いつも以上に大人しい。

普段からあまり活発に動く子ではないけど、ここまで動かないことはなく、
いつもウィルに甘えてきれいな顔をしているのに、目やにも多い。

抱っこされても抵抗もせず、ずっと膝の上に座ったまま。

どこか体調が悪いのか、なんだか急に不安になり、病院へ。


ピエロが生まれた時から診てくれている先生に、原因不明で、元気がないことを伝え、
血液検査や、超音波検査をすることに。


新型コロナの影響もあってか、予約制になっていた動物病院は、
その日受診にくるねこちゃんわんちゃんも多く、いつもより待ちの時間が長く感じました。





先生に呼ばれ、検査が終わったので一旦ピエロが帰ってくるのかと思いましたが、
私を呼ぶ先生の顔も若干暗く、診察室に入ることに。

まだ検査の途中であることを伝えられるとともに、腹水が溜まっていることを
話されました。

「すぐに気づいてやれなくて、ごめんね」と心の中で思い、反省しながら診察室を
出ました。

何が原因か考えながら、「猫 腹水」と検索すると、「猫コロナウィルス」関連の検索結果が上位に表示。

記事をよく読むと、「致死性の高い病気」「死の宣告」の文字。

この時私はピエロがこれではないと勝手に思いながら、いろいろ調べていました。



少しするとピエロが帰ってきて、検査結果が出るまで、また待合室で二人で待っていました。




検査結果が出て、診察室に呼ばれると、診察台の上には大量の薄黄色い水と
その上に泡状のものが浮いている器がありました。

先生の説明による、ピエロの腹水で、これでもまだ全部抜き切れていないとのこと。

血液検査の結果(ポイント)は、以下。
・尿素窒素(BUN):低
・アンモニア(NH3):高
・アルブミン(Alb):低
・カルシウム(Ca):低
・充填赤血球量(PCV):低
・血小板(PLT):低

腹水の検査では、 TP:6.0、比重:1.04

体温は正常、血液検査のタンパク質(TP)も基準値内ではあるものの、
これらの結果から、腸穿孔や漏出性による腹水の可能性は低いと考えられ、
「FIP」の可能性が高いと。

FIP:
猫コロナウィルスの突然変異による、食欲不振や下痢や嘔吐を引き起こすこともある致死性の高い病気。

貧血を起こしており、腹水の量からも初期症状ではないと診断。


そのあとの先生の説明は、私自身の精神状況も影響して、その当時「死の宣告」そのものでした。


なんとか病院で泣くのをこらえ、ピエロと帰宅。

すぐに家族に報告し、この時前を向くか後ろを向くか決まっていませんが、
今後についての検討と調査を始めました。





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