FIP治療開始(1)
2020年6月16日
かかりつけの動物病院では、「FIPの可能性が高い」という診断で、
より正確に検査するために、血液検査のほか
腹水のPCR検査(遺伝子検査)を実施してもらっていました。
新型コロナの影響で、よく耳にするようになっていますが、
猫コロナウィルスにおいても、この検査によりコロナの検査をするようで、
外部の検査会社に検体を送り、結果を待つ形になります。
人の検査でも時間がかかることが問題にされていますが、
猫コロナにおいても例外なく、外部の会社に送るリードタイムもあり、
月曜に検査し、早くて木曜に結果が返ってくる状況でした。
結果が出るまでの時間も待てなかったため、
FIP知見のある病院にコンタクトを取り、火曜日の午前中には、診察に。
病院には、かかりつけの病院での血液検査結果・エコー・レントゲン結果を
渡しましたが、改めてこちらでも血液検査はじめ各検査を実施しました。
検査結果を待つ間、たまたま受付に他のFIP罹患猫と飼い主さんもいて、
同じ悩みを抱えている子が多いことを実感しました。
結果が出て、診察室に再び入ると、検査結果について、先生が話してくれました。
腹水の溜まるウェットタイプだけでなく、肉芽腫のできるドライタイプとの混合タイプ。
そのお話だけを聞いた時には、より重症、もしくは段階が進んでいる状況かと思い、
驚きましたが、先生によるとFIP罹患猫のほとんどの子が、
ドライ・ウェットの混合タイプとのこと。
血液検査は先日の結果より悪くなっており、
TP(タンパク質):高
Alb(アルブミン):低
Glob(グロブリン):高
症状からすると中期段階。
貧血も気になるポイントとして、お話されました。
PCR検査の結果はまだ出ていないにしても、FIPの可能性は高いとのことで、
投与の開始することになりました。
ピエロの体重は、その時3600g。
未認可の薬の分量としては、 550mg/日 の摂取を必要とします。
カプセル型の薬で、550mgを摂ろうと思うと、
200mg x 2、100mg x 1、50mg x 1 の 計4つ 飲むことに。
その他、
・24時間ごとに使用すること
・空腹時に投薬すること
・投薬前後1時間は食事を摂らないこと
・これを12週間(84日間)続けること
などがあります。
事前に未認可の薬について調べていたので、24時間ごとの投与、84日間については、
認識していましたが、 4カプセルの投与 は、大変さを想像してしまいました。
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